コエンザイムQ10は不妊解消に効果的ですが注意点もあります

美容、ダイエット、アンチエイジングなどの効果があるとして、大ブームになっているコエンザイムQ10ですが、不妊に悩むカップルにも効果があるという研究結果がでました。平成28年1月9日に開催された日本生殖内分泌学会で、コエンザイムQ10のサプリメントを3カ月摂取し続けた男性の生殖機能が向上したと報告されたのです。

不妊の原因の1つとして男性、女性、または両方の身体機能の低下があります。コエンザイムQ10には、細胞を若返らせ、活性化させる効果があります。細胞の中には、妊娠に関係する卵子、精子といった生殖細胞も含まれます。コエンザイムQ10を多く摂取した男性の精子は、運動量が向上します。また、精巣で作られる精子の数が増加するという報告もありました。1回の射精で、運動量の高い精子が多く出されるので妊娠しやすくなります。

コエンザイムQ10は女性の卵子にも良い影響を与えます。適量のコエンザイムQ10を摂取し続けた女性の卵母細胞は活性化しています。卵母細胞はストレスの影響を受けやすく、活性酸素により細胞が傷つきやすいのです。コエンザイムQ10は卵母細胞に働き、卵母細胞を若く元気にしてくれます。これにより、卵母細胞で作られる卵子も若く元気な卵子になります。若く元気な卵子のほうが受精率は高まります。

コエンザイムQ10は精子や卵子を活性化します。ただし、これは不健康な生活習慣やそれに伴う疾病などにより卵子や精子の機能が低下した場合のみに効果があるということを意味します。先天的にある精巣や卵巣の異常が原因の場合は、コエンザイムQ10をいくら摂取しても、効果はでません。また、卵子の排卵自体に問題がある場合、卵子が受精後、正常に着床しない場合にも効果がありませんので、専門家による治療を受ける必要があります。不妊の原因が分からない場合は、まず大きな病院で検査を受けて、原因を特定する必要があります。その結果を見て、コエンザイムQ10による不妊治療を試みるとよいでしょう。